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投資の基礎2024-11-246分

複利効果とは?シミュレーションで実感

投資の最強の味方「複利効果」。単利との違いや、長期投資でどれだけ差が出るかを実例で解説します。

複利効果とは「利息が利息を生む」仕組み

複利効果とは、投資で得た利益を再投資することで、「利益がさらに利益を生む」という仕組みです。かの天才物理学者アルバート・アインシュタインが「複利は人類最大の発明」「宇宙で最も強力な力」と言ったとされるほど、長期投資において非常に大きな力を発揮します。

例えば、100万円を年利5%で運用した場合:

  • 1年目:100万円 × 5% = 5万円の利益 → 残高105万円
  • 2年目:105万円 × 5% = 5.25万円の利益 → 残高110.25万円
  • 3年目:110.25万円 × 5% = 5.51万円の利益 → 残高115.76万円

このように、前年の利益も含めた全体に対して利息がつくため、年を重ねるごとに増え方が加速していきます。

単利と複利の違い

複利と対になる概念が「単利」です。単利は元本にのみ利息がつく仕組みで、複利のように「利益が利益を生む」ことはありません。

単利と複利の比較例(100万円を年利5%で運用)
経過年数単利複利差額
5年125万円128万円+3万円
10年150万円163万円+13万円
20年200万円265万円+65万円
30年250万円432万円+182万円

※30年後には単利の1.7倍以上の差がつきます

上の表を見ると、最初の5年では3万円程度の差ですが、30年後には182万円もの差がついています。これが複利効果の威力です。

時間が味方につく「指数関数的な成長」

複利効果の特徴は、時間が経つほど加速度的に資産が増えていくことです。これを「指数関数的な成長」と言います。

実例:毎月3万円を30年間積立投資

元本(積立総額)

1,080万円

3万円 × 12ヶ月 × 30年

年利5%で運用した場合の最終資産(複利)

約2,497万円

運用益:+1,417万円(元本の1.3倍以上!)

このように、毎月コツコツ積み立てを続けることで、複利効果により元本の2倍以上に資産が増える可能性があります。

複利効果を最大化する3つのポイント

1

できるだけ早く始める

複利効果は時間が最大の武器。1年でも早く始めることで、将来の資産が大きく変わります。「投資を始めるのに遅すぎることはない」と言いますが、早ければ早いほど有利です。

2

利益を再投資する

配当金や売却益を引き出さずに再投資することで、複利効果が発揮されます。NISAなら利益が非課税なので、効率的に再投資できます。

3

長期で保有し続ける

短期的な値動きに一喜一憂せず、長期で保有し続けることが重要です。市場の下落時も慌てて売らず、むしろ買い増しのチャンスと考えましょう。

72の法則:資産が2倍になる期間を計算

複利運用で資産が2倍になるまでの期間を簡単に計算できる「72の法則」というものがあります。

資産が2倍になる年数 = 72 ÷ 年利(%)

年利3%の場合

72 ÷ 3 = 約24年

年利5%の場合

72 ÷ 5 = 約14.4年

年利7%の場合

72 ÷ 7 = 約10.3年

年利10%の場合

72 ÷ 10 = 約7.2年

この法則を使えば、「年利5%なら約14年で資産が2倍、28年で4倍になる」といった目安を立てることができます。

まとめ

複利効果は、長期投資において最も重要な概念の一つです。「利益が利益を生む」仕組みにより、時間が経つほど資産の増え方が加速していきます。

重要なのは、①早く始めること、②利益を再投資すること、③長期で保有することの3点です。NISAを活用すれば、利益が非課税になるため、複利効果をより効率的に享受できます。

今日から始めれば、10年後、20年後、30年後の自分が必ず感謝するはずです。複利の力を味方につけて、長期的な資産形成を始めましょう。

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