複利効果とは?シミュレーションで実感
投資の最強の味方「複利効果」。単利との違いや、長期投資でどれだけ差が出るかを実例で解説します。
複利効果とは「利息が利息を生む」仕組み
複利効果とは、投資で得た利益を再投資することで、「利益がさらに利益を生む」という仕組みです。かの天才物理学者アルバート・アインシュタインが「複利は人類最大の発明」「宇宙で最も強力な力」と言ったとされるほど、長期投資において非常に大きな力を発揮します。
例えば、100万円を年利5%で運用した場合:
- ●1年目:100万円 × 5% = 5万円の利益 → 残高105万円
- ●2年目:105万円 × 5% = 5.25万円の利益 → 残高110.25万円
- ●3年目:110.25万円 × 5% = 5.51万円の利益 → 残高115.76万円
このように、前年の利益も含めた全体に対して利息がつくため、年を重ねるごとに増え方が加速していきます。
単利と複利の違い
複利と対になる概念が「単利」です。単利は元本にのみ利息がつく仕組みで、複利のように「利益が利益を生む」ことはありません。
| 経過年数 | 単利 | 複利 | 差額 |
|---|---|---|---|
| 5年 | 125万円 | 128万円 | +3万円 |
| 10年 | 150万円 | 163万円 | +13万円 |
| 20年 | 200万円 | 265万円 | +65万円 |
| 30年 | 250万円 | 432万円 | +182万円 |
※30年後には単利の1.7倍以上の差がつきます
上の表を見ると、最初の5年では3万円程度の差ですが、30年後には182万円もの差がついています。これが複利効果の威力です。
時間が味方につく「指数関数的な成長」
複利効果の特徴は、時間が経つほど加速度的に資産が増えていくことです。これを「指数関数的な成長」と言います。
元本(積立総額)
1,080万円
3万円 × 12ヶ月 × 30年
年利5%で運用した場合の最終資産(複利)
約2,497万円
運用益:+1,417万円(元本の1.3倍以上!)
このように、毎月コツコツ積み立てを続けることで、複利効果により元本の2倍以上に資産が増える可能性があります。
複利効果を最大化する3つのポイント
できるだけ早く始める
複利効果は時間が最大の武器。1年でも早く始めることで、将来の資産が大きく変わります。「投資を始めるのに遅すぎることはない」と言いますが、早ければ早いほど有利です。
利益を再投資する
配当金や売却益を引き出さずに再投資することで、複利効果が発揮されます。NISAなら利益が非課税なので、効率的に再投資できます。
長期で保有し続ける
短期的な値動きに一喜一憂せず、長期で保有し続けることが重要です。市場の下落時も慌てて売らず、むしろ買い増しのチャンスと考えましょう。
72の法則:資産が2倍になる期間を計算
複利運用で資産が2倍になるまでの期間を簡単に計算できる「72の法則」というものがあります。
資産が2倍になる年数 = 72 ÷ 年利(%)
年利3%の場合
72 ÷ 3 = 約24年
年利5%の場合
72 ÷ 5 = 約14.4年
年利7%の場合
72 ÷ 7 = 約10.3年
年利10%の場合
72 ÷ 10 = 約7.2年
この法則を使えば、「年利5%なら約14年で資産が2倍、28年で4倍になる」といった目安を立てることができます。
まとめ
複利効果は、長期投資において最も重要な概念の一つです。「利益が利益を生む」仕組みにより、時間が経つほど資産の増え方が加速していきます。
重要なのは、①早く始めること、②利益を再投資すること、③長期で保有することの3点です。NISAを活用すれば、利益が非課税になるため、複利効果をより効率的に享受できます。
今日から始めれば、10年後、20年後、30年後の自分が必ず感謝するはずです。複利の力を味方につけて、長期的な資産形成を始めましょう。
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